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財務省「医師過剰は確定的」、選ばれる医師になる備えを

2026年4月23日、財務省は財政審で、医師の需給が2029〜2032年ごろに均衡し、その後は過剰になることが『確定的』だと指摘しました。X(旧Twitter)でも話題になっています。医師であるだけでは選ばれにくくなる時代に、自費診療はもちろん保険診療も、どう備えるか。煽られて焦るのではなく、今から少しずつ積める備えを、院長先生と一緒に考えます。

財務省「医師過剰は確定的」、選ばれる医師になる備えを

クリニックのWEB集患や医院経営を支援している、メディカルサインの中村です。

2026年4月23日、財務省が財政制度等審議会(財政審)の場で、少し先の医療の姿について、はっきりとした見立てを示しました。X(旧Twitter)でも話題になっているので、目にされた院長先生もいらっしゃると思います。「今はむしろ医師不足では」と感じる方も多いなか、この数字が貴院の経営に何を意味するのかを、一緒に考えてみたいのです。

財務省が示した「2029〜2032年ごろが潮目」

財務省の指摘はこうです。今の医学部定員のまま推移すると、医師の需給は2029〜2032年ごろに均衡し、その後は過剰になることが「確定的」だ、というものです。そのうえで、医学部定員の大胆な削減を求めました。この議論は、6月の骨太の方針に向けたものでした。

一つ、冷静に補足させてください。これは医療費を抑えたい財政の側からの主張で、定員削減については医師会などから慎重な声や反発もあります。鵜呑みにする話ではありません。ただ、供給が過剰の方向へ向かうという流れ自体は、厚生労働省の推計ともおおむね重なっています。立場によって濃淡はあれど、大きな方向は見えている、ということです。

「良い医療をしていれば来る」が、通じにくくなる

医師が過剰に向かうことの本質は、シンプルです。医師であるというだけでは、患者さんに選ばれにくくなる、ということです。

自費診療で競争が激しいのは、すでに感じておられると思います。これからは、比較的安定してきた保険診療でも、「なぜ、この院を選ぶのか」が問われる場面が増えていきます。

正直に打ち明けると、私が前職にいた頃は、「腕が良ければ黙っていても患者は来る」という空気がありました。だから発信を後回しにして、あとで集患に苦労した。良い先生ほど、この落とし穴にはまりやすいと感じています。診療に真剣な人ほど、自分を伝えることを後回しにしてしまうからです。

煽られて焦るのではなく、今から少しずつ

とはいえ、不安を煽られて、高額な対策に慌てて飛びつくのは逆効果です。過剰時代への備えは、派手な一手ではなく、地道な評判づくりにあります。

知名度と信頼を、ホームページやSNS、そして学会や日々の診療といったリアルな場で、少しずつ積んでいく。この積み重ねは、これまでこのコラムでお話ししてきた「評判の良い医師になる」という話と、そのまま地続きです。何から始めるかは、発信する医師が信頼される、知名度と評判の高め方にも整理しています。

いちばんのリスクは、過剰時代そのものではありません。「まだ先の話」と無頓着なまま、備えを先送りにしてしまうことです。数年後に慌てて始めるより、需給に余裕がある今のうちに、一つずつ準備を進めておきたいのです。

これは、生き残りのためというより、先生が続けてこられた良い医療を、これからも長く続けていくための備えだと考えています。その準備を、私も隣で一緒に進めていきたいと思っています。


「過剰時代に向けて、自院は何から備えればいいのか」を一緒に考えたい院長先生は、ぜひ一度ご相談ください。医療現場歴10年の伴走者として、貴院の強みの言語化から、患者さんに選ばれるためのWeb・評判づくりまでお手伝いします。お問い合わせよりお気軽にご連絡ください。


出典: 時事通信(2026年4月23日、財務省の財政制度等審議会での指摘に関する報道、https://www.jiji.com/jc/article?k=2026042300835&g=eco )、財務省 財政制度等審議会・財政制度分科会 資料(2026年4月、社会保障関係、https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/ )、厚生労働省 医師需給分科会(医師需給推計、https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-isei_318654.html )

中村崇雄

中村崇雄メディカルサイン代表

20代をWeb業界で、30代を美容クリニックの広報・マーケティング担当として過ごす。2023年にメディカルサインを創業し、「Webと、AIに詳しい人が、院内に一人いる」状態を月額で実現するパートナーとして、医療現場のとなりで手を動かしている。

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