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検索より生成AIで調べる人が増加——クリニックの対応方法

2026年5月28日、ICT総研が生成AIサービスの利用動向に関する追加分析を公表しました。生成AIを使うようになって『検索エンジンの利用が減った』と答えた人は41.3%。患者さんがクリニックを調べる入口が、Google検索から少しずつ生成AIへ移りはじめています。順位を追いかけるだけの集患から一歩進めて、今のうちに整えておきましょう。

クリニックのWEB集患やAI活用を支援しているメディカルサインの中村です。

2026年5月28日、調査会社のICT総研が、生成AIサービスの利用動向に関する追加分析の結果を公表しました。インターネット利用者2,024人へのアンケートをまとめたもので、特定のツール提供元ではなく独立系の調査会社による数字です。

注目したいのは、生成AIを使うようになってから「検索エンジン(GoogleやYahoo!など)の利用が減った」と答えた人が41.3%にのぼった点です。生成AIが「なくなったら困る」と答えた人も合わせて59.2%。試しに使ってみる段階から、日常的に頼る段階へと、利用者の行動が移ってきていることがうかがえます。

これは、患者さんが「どこのクリニックに行こうか」と調べるときの入口が、少しずつ変わりはじめているということでもあります。

私も美容クリニックのマーケティング責任者だった頃、集患の入口といえばGoogle検索とマップが中心でした。検索順位とクチコミに一喜一憂していたものです。ただ、調べ方そのものが変わる局面では、順位だけを追いかけていると足元をすくわれます。

順位の話の、もう一つ隣で起きていること

私たちはこれまで、検索順位やGoogleマップの評価をどう上げるか、という話を多くしてきました。それは今も大事です。41.3%が「減った」と答えた一方で、検索を使い続けている人もまだ多数いるからです。

ただ、その隣でもう一つの流れが進んでいます。生成AIに「銀座で◯◯の施術を受けられるクリニックを教えて」と尋ねて、返ってきた数院だけを比較検討する。そんな調べ方をする患者さんが、確実に増えてきています。

このとき生成AIは、検索結果の上位ページや、信頼できると判断した情報源を読み込んで答えを組み立てます。つまり、貴院サイトが生成AIに「読み取りやすく、引用しやすい」形になっているかどうかが、新しい入口での見え方を左右しはじめているのです。

順位を上げる努力と、生成AIに拾われる準備は、別物ではありません。土台はかなり重なっています。

生成AIに拾われやすいページは、患者さんにも親切

では何を整えるか。派手な小細工は要りません。生成AIに拾われやすいページは、結局のところ、患者さんが読んでも分かりやすいページとほとんど同じです。

たとえば、施術ページの料金やリスク、ダウンタイムが、あいまいな表現ではなく具体的に書かれているか。「誰が監修しているのか」が医師名とともに明記されているか。よくある質問が、患者さんの実際の言葉で問いと答えの形に整理されているか。

生成AIは、こうした「問いと答えが明快な情報」を好んで引用します。そしてそれは、来院を迷っている患者さんが最後に確認したい情報と、ぴたりと重なります。

私自身、サイトを預かるときに最初に見るのは、この「読み手の疑問に、ページがちゃんと答えているか」という点です。検索エンジン向けの技術的な調整よりも先に、ここが整っているかどうかで、長く効く土台かどうかが決まると感じています。

今のうちに、一度棚卸ししておきたい

今日明日で検索の入口がすべて生成AIに置き換わるわけではありません。慌てて作り替える必要はないと考えています。

ただ、調べ方が変わる局面は、これまで積み上げたものが効きやすい時期でもあります。貴院が診療現場で持っている一次情報、医師の専門性、患者さんから実際に寄せられる質問。これらは、ほかのまとめサイトには書けない、貴院だけの財産です。

医療広告ガイドラインの範囲内で、効果の保証や比較優位の表現は避けながら、「誰が、何を、いくらで、どんなリスクのもとに提供しているか」を正直に、分かりやすく積み上げる。それが、検索でも生成AIでも拾われ、患者さんにも信頼される作りにつながっていきます。

一度、貴院サイトの主要な施術ページとよくある質問を棚卸しして、「初めて読む人の疑問に、ページ自身が答えられているか」を確かめてみる。新しい入口への備えは、まずそこから始めたいところです。


「生成AIで調べる患者さんが増えると聞いて、うちのサイトは大丈夫か気になる」「施術ページやよくある質問を、どう整えれば伝わるか相談したい」と感じられた院長先生は、ぜひ一度ご相談ください。医療現場歴10年の伴走者として、貴院サイトの棚卸しから、検索にも生成AIにも拾われるページ設計までを、医療広告ガイドラインの範囲内で整える支援を行っています。お問い合わせよりお気軽にご連絡ください。


出典: 株式会社ICT総研「2026年5月 生成AI価値実感と継続意向調査」(2026年5月28日公表、インターネット利用者2,024人へのWebアンケート調査、https://ictr.co.jp/report/20260528.html / PR TIMES配信 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000019182.html )、厚生労働省「医療広告ガイドライン」公式ドキュメント

中村崇雄

中村崇雄メディカルサイン代表

20代をWeb業界で、30代を美容クリニックの広報・マーケティング担当として過ごす。2023年にメディカルサインを創業し、「Webと、AIに詳しい人が、院内に一人いる」状態を月額で実現するパートナーとして、医療現場のとなりで伴走している。

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