5月21日開始のGoogleコアアップデート——今週は慌てて触らないで
2026年5月21日、Googleが今年2回目となるコアアップデートの提供を開始しました。完了まで最大2週間とされ、ちょうど今週が検索順位の動きやすい時期にあたります。『先週まで上位だったのに下がった』と感じている院長先生に向けて、今週やってはいけないことと、落ち着いて整えたい一点をお伝えします。

クリニックのWEB集患やSEO対策を支援しているメディカルサインの中村です。
2026年5月21日、Googleが「May 2026 core update」の提供を開始しました。今年3月に続く、2回目のコアアップデートです。完了まで最大2週間ほどかかるとされており、ちょうど今週、検索順位が動きやすい時期に入っています。
コアアップデートとは、Googleが検索結果の並び順を見直す、大きめの調整のことです。特定のペナルティではなく、検索全体の評価基準が更新されるため、これまで上位だったページが下がったり、逆に上がったりします。
「先週まで1ページ目だった施術ページが、今週見たら順位が落ちている」。そんな変化に気づかれた院長先生や広報もいらっしゃるかもしれません。
私も美容クリニックのマーケティング責任者を務めていた際は、このコアアップデートが毎回怖かったです。ヒアルロン酸やボトックス、糸リフトなど、複数の重要キーワードで1位、2位、3位といった上位表示を獲得できていたので、コアアップデートで下落したら、集客力も落ちてしまうと心配したものです。
今週は、いったん手を止めておきたいんです
順位が下がると、多くの方が「すぐに何か直さなければ」と動き出します。ここは一度、立ち止まりたい場面です。
私も順位が下落した時は、焦って、文章修正をしたりしたこともあったのですが、これは悪手でした。
Googleは、コアアップデートの最中や直後に、早すぎる判断でサイトを大きく変更しないよう案内しています。アップデートが完了し、さらに1週間ほど様子を見てから、検索データを確認するよう推奨しています。
理由は単純です。アップデートは2週間かけて段階的に反映されるため、今週見えている順位は途中経過にすぎません。途中の数字を見て施術ページを書き換えたり、構成を入れ替えたりすると、何が原因で順位が動いたのか分からなくなります。落ち着いてからの検証が、かえって遠回りになってしまいます。
下がったページをすぐ触りたくなる気持ちは分かります。ただ、今週は「記録して待つ」が正しい動きです。どのページが、いつ、どのくらい動いたか。Search Consoleの数字を控えておくだけで十分です。
落ち着いて見えてくる、評価されやすいサイトの方向
今回のコアアップデートについて、海外のSEO解析では、公式サイトや一次情報を持つサイトが評価されやすい傾向が指摘されています。Google自身も、生成AI検索向けの最適化は、特別な小細工ではなく、もともとの検索最適化と地続きであるとの考えを公式に示しています。
これはクリニックにとって、むしろ追い風になりうる流れです。
貴院は、その施術を実際に行っている当事者であり、一次情報そのものを持っています。比較サイトやまとめ記事が二次情報であるのに対し、院長先生が診療の現場で見てきた知見は、ほかのどこにも書けない一次情報です。Googleが公式性や一次情報を評価する方向に動くなら、その強みが順位に反映されやすくなる、という見方もできます。
来週以降、一緒に整えていきたい一点
アップデートが落ち着いたら、貴院サイトで見直したいのは「誰が書いているか」が伝わる作りになっているか、という点です。これは私自身が、サイトを預かるときにいつも最初に確認している部分でもあります。
施術ページに、担当する医師の経歴や専門領域、日本皮膚科学会などの所属が記載されているか。コラムの末尾に、監修した院長先生の名前と一言が添えられているか。運営者情報のページに、医療機関としての正式名称や所在地、管理者名が整っているか。
これらは、Googleが評価する専門性や信頼性の土台にあたる部分です。同時に、HPを見て来院を迷っている患者さんが、最後に確認する部分でもあります。「この情報は、ちゃんとした医師が書いているのか」。その問いに、ページ自身が答えられる状態になっているか。
医療広告ガイドラインの範囲内で、効果の保証や比較優位の表現は避けながら、書き手の専門性と一次情報を丁寧に積み上げる。派手な施策ではありませんが、コアアップデートが繰り返される時代に、長く順位を保つ院ほど、この土台が整っています。
今週は記録して待つ。来週以降、落ち着いてから、誰が書いているかが伝わるサイトへ。この順番を守るだけで、アップデートのたびに振り回される消耗は、ずいぶん減らせます。
「順位が下がって、何から手をつければいいか分からない」「うちのサイト、誰が書いているか伝わる作りになっているか不安」と感じられた院長先生は、ぜひ一度ご相談ください。医療現場歴10年の伴走者として、貴院サイトの順位変動の見立てから、医師の専門性が伝わるページ設計までを、医療広告ガイドラインの範囲内で整える支援を行っています。お問い合わせよりお気軽にご連絡ください。
出典: Google「Search Status Dashboard(Ranking)」公式ページ(May 2026 core update、2026年5月21日提供開始の記載)、Search Engine Land「Google May 2026 core update rolling out now」(2026年5月21日、https://searchengineland.com/google-may-2026-core-update-rolling-out-now-478430 )、Search Engine Journal「Google Confirms May 2026 Core Update Is Now Rolling Out」(2026年5月21日、https://www.searchenginejournal.com/google-begins-rolling-out-may-2026-core-update/575589/ )、Google検索セントラル「Google 検索の生成 AI 機能向けにウェブサイトを最適化する」公式ドキュメント、厚生労働省「医療広告ガイドライン」公式ドキュメント

中村崇雄メディカルサイン代表
20代をWeb業界で、30代を美容クリニックの広報・マーケティング担当として過ごす。2023年にメディカルサインを創業し、「Webと、AIに詳しい人が、院内に一人いる」状態を月額で実現するパートナーとして、医療現場のとなりで伴走している。
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