SEO業者に頼る時代の終わり、評判の良い医師になること
「SEO対策はしたのか」「成果は出ているのか」。経営者なら一度は口にした言葉だと思います。私自身、あらゆる会社で問われ続けてきました。かつてSEO業者に頼むことには確かな効果がありました。けれど私の体感では、2012年ごろを境にその効果は薄れ、今はほとんど残っていません。今クリニックに本当に必要なことを、院長先生と一緒に考えます。

クリニックのWEB集患やSEO対策を支援している、メディカルサインの中村です。
「SEO対策はしたのか」「その成果は出ているのか」。私はこれまで、前職を含めさまざまな会社で、社長や上司からこの言葉を何度も問われてきました。それだけSEOは強い言葉で、経営者の多くが知っています。だからこそ、今もSEO業者に頼むのが効果的だと考えている先生も少なくありません。
今日はあえて、その常識を一度疑ってみたいのです。私の体感では、SEO業者に頼る効果は、かつてほどではなくなりました。まずは、なぜそう感じるのかを歴史からたどらせてください。
SEOという言葉が生まれてから、今まで
「SEO(検索エンジン最適化)」という言葉が広まったのは、1990年代の後半でした。Googleが検索を始めたのが1997年、日本語での検索が本格化したのが2000年ごろです。
2000年代から2010年ごろまでは、正直に言えば「技術」で順位が動く時代でした。外部サイトからのリンクをたくさん集める、ページにキーワードを詰め込む。こうした手法で検索順位が上がったため、それを代行するSEO業者に外注する意味が確かにありました。
潮目が変わったのが、2011年から2012年にかけてです。Googleがパンダアップデート(2011年)とペンギンアップデート(2012年4月)と呼ばれる大きな見直しを行い、中身の薄い量産記事や、不自然に買い集めた被リンクを狙い撃ちにしました。ここから、小手先の外注施策は一気に効きにくくなっていきます。
そして今は、AIO(AI最適化)という言葉まで登場しました。ChatGPTやGoogleのAIによる概要が、患者さんの質問にその場で答える時代に入っています。
私の体感 ── 2012年ごろを境に、外注の効果は薄れた
現場にいて、私も同じ変化を肌で感じてきました。
前職の美容クリニックでマーケティングを担当していた頃、業者に任せて一時的に上がった順位が、Googleの更新のたびに下がって飛んでいく。そのたびに焦って対応に追われました。買った順位は、買った土台の上に立っているので、ルールが変わると崩れてしまうのです。
ここで一つ、誤解を避けたいことがあります。「SEOそのものが無意味になった」わけではありません。表示速度やサイト構造、スマートフォン対応、情報の正確さといった“土台”は、今でも確かに効きます。効かなくなったのは、あくまで外注でおこなう“順位を操作するための小手先”のほうです。ここは主語を分けて考えたいところです。
今クリニックに必要なのは、評判の良い医師になること
では、土台を整えたうえで、次に何が効くのか。私は、結論としてこう考えています。今いちばん必要なのは、「知名度が高く、評判の良い医師になること」に尽きます。
理由はシンプルです。GoogleもAIも、信頼できる情報源を選んで患者さんに見せる方向へ進んでいるからです。院長先生のお名前での指名検索、患者さんの口コミ、ほかのサイトからの言及、ご自身の実名での発信。こうした「評判」は、SEO業者が代わりに作ることができません。
順位を買う発想から、評判をつくる発想へ。院長先生が診療の考えを自分の言葉で語り、患者さんに誠実に向き合い、それが口コミや紹介として広がっていく。派手さはなく、時間もかかります。けれど外注では買えないぶん、他院にも真似されにくい。これが、これからの時代のいちばん確かな土台だと感じています。
では、「評判の良い医師になる」ために、具体的に何から手をつければいいのか。ここは一度では書ききれないので、これから少しずつ、このコラムで一緒に整理していきたいと思っています。クリニックのSEOの全体像を先に見ておきたい先生は、クリニックのSEO完全ガイドもあわせてご覧ください。
「自院の場合、まず何から始めればいいか」を一緒に考えたい院長先生は、ぜひ一度ご相談ください。医療現場歴10年の伴走者として、貴院の強みの言語化から、評判が検索やAIに届くための土台づくりまでお手伝いします。お問い合わせよりお気軽にご連絡ください。
出典: Google 検索セントラル(パンダアップデート〈2011年〉、ペンギンアップデート〈2012年4月〉に関する公式情報、https://developers.google.com/search )

中村崇雄メディカルサイン代表
20代をWeb業界で、30代を美容クリニックの広報・マーケティング担当として過ごす。2023年にメディカルサインを創業し、「Webと、AIに詳しい人が、院内に一人いる」状態を月額で実現するパートナーとして、医療現場のとなりで手を動かしている。
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